オーシャンズ11宝塚版のキャスト、星組、花組、宙組のみどころ。ネタバレ含むまとめ。星組(柚希礼音)、花組(蘭寿とむ)、宙組(真風涼帆)

こんにちは、宝塚ファン歴30年、ヅカちゃんです。

本日のテーマは「宝塚版オーシャンズ11」です。

オーシャンズ11といえば、原作の映画。ジョージ・クルーニーに、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、マット・デイモンなど、とにかく豪華すぎるキャスト。
ほんと、ハリウッドの大スターたちが勢揃いということで、話題になりました。

ミュージカル オーシャンズ11は、この2001年のアメリカ映画「オーシャンズ11」を原作とするミュージカル作品です。
本作は「エリザベート」や「ロミオとジュリエット」の演出でも知られる、小池修一郎先生が脚本・演出をされていて、宝塚版もほんと素敵な作品に仕上がっているんですよね。

これまでに宝塚では、これまでに3回、花組、星組、そして宙組で上演されています。
原作映画の俳優さんのイメージがあるので、それぞれの役をどんなふうに、宝塚のスター、男役たちが演じるのか、そのあたりも楽しみですね。

それでは、今回は「宝塚版 オーシャンズ11」について、まとめてみました。

【オーシャンズ11宝塚版】 あらすじは?

オーシャンズ11といえば、その始まり。

詐欺罪で服役していた、主人公ダニー・オーシャンのシーンからはじまります。
オーシャンの元には、最愛の妻テスからの離婚状をもってきた弁護士が訪問。
なんでも、テスは、ラスベガスの大物テリー・ベネディグドと結婚するらしい。
新しいエコホテルで、テスはデビューなる話を聞き、オーシャンは計画を立てるのでした。

刑務所から仮釈放されたダニー・オーシャンは、早速ラスベガスの巨大カジノで、金庫破りをするという、強盗計画を立てます。すべては愛するテスのため。実行するためには、仲間が必要。
それぞれの分野の専門家を集め、10人の仲間達と金庫破りに向かいます。

宝塚歌劇では、男同士の戦いや友情、男女間の愛憎が絡み合いながら、物語が進んでいきます。
オーシャンズ11を世界で初めてミュージカル化した公演です。

【オーシャンズ11宝塚版】みどころは?

宝塚歌劇のみどころのひとつは、衣装。

オーシャンズ11では、主人公ダニー・オーシャンをはじめ、ラスティ・ライアン、テリー・ベネディクトなど、男役のスーツ姿がとてもかっこいいんです。
男役のスーツは、着こなし、立ち姿、ポケットに手を入れるといったしぐさなど、そのひとつひとつに、男役としての経験が凝縮されるといわれています。

宝塚歌劇の専門チャンネル タカラヅカ・スカイ・ステージでは、宝塚の魂、魅力に迫る番組 “宝塚魂-タカラヅカスピリット-”という番組があり、「男役のスーツ」というテーマで放送があったほどです。


つぎに、オーシャンズ11宝塚版のみどころに、アドリブがあります。

アドリブは、公演を見た人にしかわからない、秘密を共有できる楽しさや特別感がありますよね。
公演を何度も楽しめる、何度も足を運びたくなる仕掛けのひとつだと思います。

【オーシャンズ11宝塚版】2011年星組公演のキャストは?主演は、柚希礼音!

初演は、星組。トップスターが柚希 礼音さんの時なんですね。
この当時の星組は、2021年現在、トップ、二番手が多く在籍している、すごいタイミングなんですよね。

【オーシャンズ11宝塚版】 星組のキャスト

ダニー・オーシャン:柚希礼音
テス・オーシャン:夢咲ねね
ラスティ・ライアン:涼紫央
テリー・ベネディクト:紅ゆずる
ライナス・コールドウェル 真風 涼帆
ボブ 芹香 斗亜
マイク 礼 真琴

http://archive.kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/11/star_takarazuka_oceans/index.html

ダニー・オーシャンには柚希礼音さん。テスには夢咲ねねさん。テリー・ベネディクトには、後の星組トップになる紅ゆずるさん。そして、ライナスは、現在の宙組トップの真風涼帆さんが演じています。
他には、ボブ役が宙組二番手、次期宙組トップといわれる芹香斗亜さん。マイクには、現星組トップの礼真琴さんと、とても豪華ですね。

次の花組をみてもそうなのですが、このオーシャンズ11はとにかく役が多いです。
もともとハリウッドスターたちが勢ぞろいした映画ですから、それだけあって、重要な役に若手でも抜擢。さらには、その抜擢された方が何年後にスターになる。こうした傾向が強い演目ですね。

【オーシャンズ11宝塚版】2013年花組公演のキャストは?みどころは?主演は蘭寿とむ!

【オーシャンズ11宝塚版】花組のキャスト

ダニー・オーシャン:蘭寿とむ
テス・オーシャン:蘭乃はな
ラスティ・ライアン:北翔海莉(専科より特別出演)
テリー・ベネディクト:望海風斗
リカルド 高翔 みず希
フランク・カットン 瀬戸 かずや
ライナス・コールドウェル 芹香 斗亜
エメラルド(3ジュエルズ) 仙名 彩世
バージル・モロイ 水美 舞斗
ターク・モロイ 柚香 光

http://archive.kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/13/flower_takarazuka_oceans11/index.html

主役のダニー・オーシャンには、花組トップの蘭寿とむさん。テスには、トップ娘役の蘭乃はなさん。相棒のラスティ・ライアンには、北翔海莉さん(専科より特別出演)。敵役のテリー・ベネディクトには望海風斗さんという配役。さらに、現在の花組トップの柚香光さんは、ターク・モロイ役。モロイの兄には、二番手の水美舞斗さん。そして先日退団された瀬戸かずやさんは、フランク・コットン。この役も大事ですよね。さらには、明日海りおさんとのコンビが光った、仙名 彩世さんは、エメラルドという役を演じられています。

こうやって役を見てみると、2013年から現在の2021年へとつながるところがあって面白いですね。

【オーシャンズ11宝塚版】 花組のみどころ

私が思う、2013年花組公演のみどころは、主演の蘭寿とむさんのかっこよさだと思います。
男役を18年かけて突き詰めてきた経験と技が、つまった姿。ダニー・オーシャンという役柄を通して、男役の美学、男役のかっこよさ、美しさが感じられる公演ですね。蘭寿とむさんは、退団会見で、「オーシャンズ11で退団を決意した」、語っていましたから、この役を通して、男役の一つの完成形が見つけられたのではないでしょうか。

さらに、現在の花組につながる、花組トップの柚香光さん、二番手の水美舞斗さんの初々しい演技。
このころから、マイティこと水美舞斗さんは歌もダンスもよかったんですね。
そして、次期宙組トップともいわれる、芹香斗亜さんのライナス役も見どころですね。
新人公演では、芹香斗亜さんがダニー・オーシャン役の主役を務めましたから、このころから期待されていたんですね。

【オーシャンズ11宝塚版】 花組のみどころ ジョンソン先生のアドリブ

2013年花組公演では、専科から特別出演していた、北翔海莉さんのアドリブが話題になりました。

東京公演の千秋楽では、本当は30秒で収めないといけない場面だということをカミングアウトしながら、その後も話続け、観客を笑いの渦に巻き込んでいましたね。アドリブが面白すぎて、何分ぐらいしゃべっていたのか、忘れるぐらいです。

【オーシャンズ11宝塚版】 2019年宙組公演のみどころは?主演は真風涼帆!

こちらの作品は、105期生の初舞台公演でしたね。

宝塚歌劇の初舞台公演でおなじみなのは、緑の袴を着て、観客のみなさんにご挨拶すること(口上)。そして、同期全員で行うラインダンスですね。

初舞台声の口上は、タカラジェンヌとしての決意表明のようなもの。
宝塚歌劇の生みの親、小林一三先生の「清く、正しく、美しく」という教えを守り、精進を続けていきます!という内容が必ず入っています。

【オーシャンズ11宝塚版】 宙組のキャスト

ダニー・オーシャン:真風涼帆
テス・オーシャン:星風まどか
ラスティ・ライアン:芹香斗亜
テリー・ベネディクト:桜木みなと
ライナス・コールドウェル 和希 そら
バージル・モロイ 優希 しおん
ターク・モロイ 鷹翔 千空

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2019/oceanseleven/index.html

【オーシャンズ11宝塚版】 宙組のみどころ

主演をつとめる宙組トップスター真風涼帆さん。
真風涼帆さんは、2011年星組公演の新人公演で、主役のダニー・オーシャンを演じています。

※新人公演とは・・・
入団7年目までの生徒さん達が上演する公演です。
上級生が演じている本公演と同じ演出・衣装で上演されます。(一部演目については、演出が多少変わることがあります)
本公演が上演される宝塚大劇場・東京宝塚劇場で、各1回ずつ上演されます。
新人公演で主演を演じているかどうか、これはトップスターになるための必要条件の一つといわれています。

今後、どんな生徒さんがスター街道を進んでいくのか。抜擢を受けていく可能性があるのか。
新人公演は、劇団の考えが透けて見えるような公演です。

現在、宙組2番手の芹香斗亜さんも、2013年花組公演の新人公演で、主役のダニー・オーシャンを演じています。宝塚のオーシャンズ11を知る2人。
さらに、主役経験者2人が、トップスターと2番手として、ゆかりのある作品をつくりあげる。なんとも縁のある作品となっています。

ちなみに、2番手の芹香斗亜さんは、2011年は星組に在籍していて、2012年に花組へ組替えをしているので、2013年の花組版オーシャンズ11にも出演しているんですね。宝塚のオーシャンズ11のすべての公演に出演し、【オーシャンズ11宝塚版】のすべてを知る人!とも言えますね。

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